
平面図を見ながら、建築現場の床に壁が立つ位置などを記していく作業を「墨出し」と言います。マンションだと解体が終わったスケルトンの状態で、これぐらいの部屋、これぐらいのスペースといった寸法を実際の床(下地の段階)に描きます。
この段階でお客様に1/1スケールとして図面の最終確認をして頂くことが多いです。玄関、廊下、リビング、キッチン、お風呂、寝室と実際に歩いてみてスペースの微調整をしていきます。なかなか解体された現場に入る機会はないので、今まで生活していた自宅に壁も何もない状態は意外と広く感じられますが、お風呂やキッチンの設備が入り、新たに壁で仕切られると更に違った空間へと変化していきます。
オーダー家具やキッチンが入る前に行われているリフォーム現場での1コマです。